ゆげのむこうの序章で始まり、3章は村の湯 町の湯 温泉。
『筑後平野の農村に 5円ぶろがあった』
まだ混浴があたりまえだった昭和30年代から50年ころ、
筆者が暮らしの中で関わった人々や風呂の話が語られている。
『 もらい風呂 』 『 湯の道 』 『 ふろ座 』 『 風呂と湯の違い 』 などなど・・・。
森崎和江著 平凡社発行 1997年再販
遠い日の記憶を思い起こさせてくれた不思議な暖かさ、
共同温泉を生活の一部として利用している自分が間違っていなかった事を改めて感じた。