お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

Vol.125『 路地裏暮色 』

路地へ潜り込むと、表通りの音が消えた。
行き止まりの背戸、足元に埋まる瓦の破片、欠けた茶碗。
ひんやり・・・湿った風が追い越していく。

窓枠が湾曲した古いアパート、薄暗い入り口に急な階段。
失われているはずの風景、残されている風景。
切ない寂しさと、心地よい甘さ。

故郷でもないのに、なぜか懐かしいこの町・・・。