お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告Vol.459 『 開かずの湯 』

その存在を知ってから十年あまり、いまだお蔵入り物件。
寄り付きの悪さもさることながら、いつ訪ねても人気がなかった。
しかし、集うスパレンジャー達の情熱に新しい展開が・・・。


難儀な山道を進むドライバーは赤、ナビに深緑。
そして後方を固める、群青と蕎麦切り色の精鋭小隊。
スパレーダーの異常反応に緊張が走り、ナビが2本の指を自分に当て手を揃え前方に。
視線の先には開かれた禁断の扉・・・、間髪いれずに深緑の握り拳が上へ ( 急停止 )
ゆっくり拳が上下、緊迫した空気の中おのおの持ち場に散る。


『 な〜んな、こげなモンが見たかったんな 』
『 たまぁーにしか来 ( こ ) んけん、散らかちょんのが恥ずかしいー 』
SPATおいさん達、お父さん・お母さんを拉致して・・・よいしょ口撃の速射砲。
『 なんなら・・・あんた達、お風呂に入って帰らんね 』 『 ( 待ってました〜 )・・・♪♪ 』
贅沢に岩を配した造り、縁にはシリカ成分の白い付着。
うっすら青いお湯は新鮮な証、暫しとろみの中で腑抜けになってまどろむ。

『 すばらしいお湯をいただき、ありがとうございました 』
『 こん温泉に浸かりながら、眺める月は最高なんで 』 『 うーん、まいりました! 』