『 ピンポ~ん 』 玄関のチャイムが鳴った。
ドアを開けると、卵やトマトを手にしたOさん・・・?
『 ワシな、明日からまた日赤や 』あらまっ!
『 入院したら、こげあっても喰えんし、もろうちくれん 』
2年前、こちらの地区に引っ越してきた独り身の彼。
いつしか挨拶を交わしはじめ、時々ジビエ肉や野菜をいただくまでに。
先日、様子見を兼ね湧水茶屋で買った豆腐や厚揚げを手土産に。
そん時の、お返しかえ。
『 入院したら、家にあってんどうしようもねぇんじゃ 』・・・ありがとう ♪
今朝、気になったんでOさんちをピンポ~ん。
『 9時になったら迎えに来るけん、病院まで送るわ 』
『 そりゃ助かるのぉ、バスで行こうち思うちょったんや 』
入院用に大きな荷物を抱えては大変、遠慮せんでな。
今回は、シャントの施術をするとか。
『 携帯番号を教えたろ、なんかあったら遠慮せんでいいけん連絡しちょくれ 』
ワシが出来る、精いっぱいのご近所づきあい。
家守はできる範囲でするけん、安心して治療してきよえ、お大事に。