『 お母さーん。お風呂、入らしちょくれー 』
雑多な商品が並ぶ店の狭い通路は、入浴待ちのおばちゃん達で満席です。
渡したお金は、順繰りで一番奥に座る番台のお母さんへ渡りました。
浴室に続く引き戸を開け、通路兼脱衣所で服を脱ぎながら
『 ５０円温泉健在、よかったー！ 』 ホッと、安堵のため息一つ。
１００円以下温泉の危機を調査して４回目、青鬼さん、ようやく辿り付けましたよ。
神丘温泉は今までと変わりません。 イエィ (^_^)v
薄暗く小汚い浴室 （ 失礼 (^^ゞ ・・・これが好いんじゃっちゃ ）
それでも、後から後から入浴客は絶える事がありません。
『 熊本出身です。別府は３年の期限付き赴任中、昼間から温泉って贅沢ですね♪ 』
温泉道修行者でもあられた彼ら、もうすぐ初段だそうです。ガムバッテね。
『 ワシかえ、毎日んごと来よんで。いいお湯やき、他所へは行かれんな 』
『 前は足も入れられんごとアチ（熱い）かったけど、なんかヌリィー（温い） 』
『 そうなんや、ワシどぉも心配しちょん 』
以前より格段に湯温低下、お湯はほんのり白くヌルヌル感が倍増。
なんか違う場所に来たようで不思議な感覚、お陰で湯っくりできました・・・が。
（ 浴槽の縁があたらしくなりました、今年の初めだそうです ）
