ほっぽらかしの玄関先、呼べど叫べど 『 シ 〜 ン 』
しゃねぇなー、湯銭を置いて浴室へ。
あらら、どなたかいらっしゃる様子。
引戸を開けて、まずはご挨拶。 『 おはようございま〜す 』
『 おりょりょ、たまがった。お客さんがおらんけん、
朝風呂しよったんで 』
湯宿のご亭主と、しばし同浴させていただきました♪
『 なし、こげな辺鄙な所へ来たん? 』
『 こん、温泉本の写真が気に入ってな ・・・ 』
『 げなっ。これはうちじゃねぇ。 隣ん、山荘の風呂じゃ !! 』
おいちゃん、そげ青筋たてんでよ。押さえて、押さえて ・・・ 。
そういえば、気になった浴室の落書き。あれは、ご主人の直筆?
『 隣ん宿は、敵じゃ !! 』 『 うゲッ !! 』