2004-01-11 初湯 松原温泉 温泉 ペンキはあちこち剥がれ落ち 立て付けもまともなものは一切なく 入り口は工事用のパイプが建物自体を一生懸命支えている たくみに時間を封じ込め 臆することもなく無頓着に 昔からここに在る 己の 独りよがりで勝手な感傷もへったくれも意に介せず お湯は静かに流れていた 私も風景のひとつ 黙してお湯に浸かるだけでいい縋るように彼らを求めて 今日も町を徘徊する 亡骸ではなく 老体でもない 今でもしっかり現役の彼らを 記憶するために(新規確認 ジモ4・アパ5・官共1・不明2)