お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告Vol.455 『 どん突きの湯 』

一日中降った雨も束の間のひと休み、湾上に穏やかな十四夜の月が輝く。
『 暗視スコープを忘れずに、集合は丘の上1730 』
『 各々の時計を合わせよう、コードネームはイーグル。それでは作戦開始 』
なんの当てもないもらい湯任務、綿密な準備をしても過剰な期待はリスクを伴う。
闇が迫ろうとする今、動き出す小隊に止んでいた雨が再び落ちてきた。


目的地に到着、岩陰に身を潜め次の指令を待つ。
我々を感知した監視カメラ、セットされたライトが灯り行動を邪魔をする。
       
さらに、修行者を威嚇する子猫を守る親猫の鋭い眼差し。
長い待機時間、それでも事態は好転せず冷たい雨が強くなるばかり。

『 あんたら、なんしよんかえ 』 背後から、いきなりの怒声。
『 いえいえ、けっして怪しい者ではござりませぬ 』
『 アンタ、怪しいヤツほどそげ言うんで 』 『 いえいえ、滅相もございませぬ 』
『 前に泥棒に入られたけん、ライトを付けち用心しちょんきな 』
『 見てみない。こん時間は湯も入れちょらんし、今日はどげもならんで 』
『 そや、こんど晴れた日に来よ 』 『 ・・・♪ 』