1月5日
点滴の針が刺される左手に赤いポッチが1ツ、おや? 右手にも・・・。
翌日、ポッチ君の頭が白く膿んできた。
左手と右手をあわせて、化膿姉妹・・・ヤン!!
最初 『 こん病院、なんか不潔やなー。 虫でんいるんじゃなかろうか 』
・・・っち思ってたら、日を追うごとに増殖。いつんまにか、体中デケモン花盛り。
おまけに左目にも乗っかってきて、腫れつぶれた。『 これじゃ、見えんどー 』
1月6日
『 暗黒星団帝国が、体温保護シールドを破壊しています 』
前線で闘う迎撃隊から報告が。
激しい痙攣が始まり徐々に体温上昇、あちこちで悲痛な叫び声も。
『 泉長、そろそろ限界かと 』 『 今、何度だ 』 『 39度7分を越えました 』
『 全隊員に告ぐ。0400、G作戦を決行する。安全な場所へ、すみやかに移動せよ 』
退却をあざ笑うかのように、執拗な攻撃はつづく。
『 波動砲、準備完了 』 『 全員、配置につけ 』 『 起動開始 3・2・1・・・ON 』
放たれたホワイトホークは、ブラックホールへニュルリと吸い込まれて行った。