お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告Vol.385 『 ボロ美 五軒湯 』

肩幅ちょうどの狭い路地、行き止まりは昔ながらの集合住宅。
隣の物置、入口に 『 空 』 の木札。
ニヤニヤデデレしてたら、後ろから声をかけられた。
『 何しよんのか! 』 振り返れば、坊主頭の赤シャツ凄味おいさん。
『 今からワシが入るんやけん、そこのかんな 』 アッチャー・・・ (>_<)
『 すんませーん、ちょいと見学なんぞ・・・ 』
『 おっ! まだ、半分しか溜っちょらん。しょうがねぇ、出直すか 』
おっちゃんの一言でスイッチON 『 それでんいいき、入らしちくれん 』
『 物好きなやっちゃな。こげな汚ねぇーんに 』 『 はぃー (^_^)v 』



入口のトタンは錆びて穴があき、隙間から柔らかい冬の陽ざし。
欠けた浴槽の縁、剥がれたタイル、変色した蛇口。
なし、こんなボロげたんに惹かれるんやろ・・・よう分からん。
香しいお湯に包まれていると、答えなんかどうでんよくなった。