ある程度、目星をつけて来たのに・・・迷った。
同じ造りの小奇麗な家が並ぶ新興住宅地、おまけに小雨が邪魔をする。
幾つ目かの交差点角に貯湯タンク、眺めながらさらに進む。
でも先程の場所から呼ばれた気がして逆戻り、ようやくたどり着いた。
『 おごめ〜ん 』 『 あら、ホントに来たん? 』
『 ウチんお風呂は、別府で一番小さいし汚いんよ 』
ある方の、電話アポで了承をいただいてたのに ・・・ 謙遜されるお母さん。
小振りの浴槽、春冷えに湯気が立ち昇る。
湯口の析出物、変色したタイルもうれしい
『 喜びさがし 』 顔をほころばせながら ・・・ ありがたく頂戴した。
こんな風に温泉三昧の 『 陽気ぐらし 』 ・・・ 出来たらいいね。