『 ワシには2人の娘がおってな、上ん子は嫁いで福岡へ行ったんや 』
( それは、おめでとうございます )
『 それが、ちっともうれしくねぇんじゃ 』
『 あっちの風呂は水道水やろ、入るたんびに肌が荒れてひどいらしい 』
『 いつも不満タラタラの長電話、今は入浴剤で誤魔化しちょん ・・・ ち 』
生まれてからずっと自然の恵みの中で育った彼女たち、
温泉が身近にある当たり前の生活、この町と親父さんに感謝しなくちゃ・・・ね。
湯上り、末の娘さんでしょうか、お茶の振る舞いをいただく。
色白で清楚なお譲さま、まるで玄関脇に置かれていた花のよう。
体にも心にも、しみじみ沁み込みました ♪
所変われば暮らし向きや物の見方も変わるのはあたり前ですが、
我らからすれば贅沢な温泉三昧の日々。
お父さん。ご自慢のお風呂、ありがとうございました。
でん、最後まで気になったんが、でかいテレビの部屋にあったプラモの箱。
『 そんなお話も・・・聞きたかったです 』