お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

 くたばるな長嶋!

彼をはじめて見た神宮の、芝を敷き詰めた外野席を今でも思いだす。
試合を観戦しながら見上げた東京の夜空は、芝生の緑との対比できれいだった。
吸い込まれそうで怖かった後楽園の3階席から覗くグランドには、
高田が、末次が、黒江が、悪太郎背番号18もいた日本シリーズ。対戦相手は阪急。
秋晴れのあの日、彼はユニフォームを脱いだ。前日から並んで何とかもぐりこみ、現役を見送った。
ラストホームラン444号は、右手ほんの10m横に飛び込んできた。
彼からのプレゼントだと勝手に思っている私は、ホントにおバカで幸せモンである。
今週、いかりや長介さん・三ツ矢歌子さん・渋い演技で魅せてくれた下川辰平さん、
みんな逝っちゃった(合掌) 早すぎるよね。


『最近、奥さんを大切にしていますか?』記者のインタビューに、アイツはのたまった。
『ウン!昨日の夜も、しっかり愛し合っちゃったからそんなこと心配しないで。大丈夫だよ!』・・・?
『ところで記者さん、お宅はどうなの?』彼は、返事に困って苦笑い。
性格も言動も私とは正反対のアイツ、アンチG(ほんと?)なのに何故か心惹かれてきた。
芋でほろ酔い気分になった耳の奥、グラスとふれあう氷の音とグランドに響くアナウンスがシャウトする。
『 3番 サード 長嶋 』