分水嶺を超えるたびに、ここのお湯は気になっていたのです。
激しく音をあげる白い噴気、貯湯槽に手をつければ32℃くらいでしょうか。
妖しいブルーに誘われ、理性も知性?もおパンツと一緒に脱ぎ捨てて
飛び込んでしまいました。下手をすれば、排泄物チン列罪でお縄ものです。
自分の行動を冷静に振り返れば、いつもトホホ。自虐だらけのコモちゃんですが、
頭の中はすでにすぐ先の、分譲地にある共同温泉のアプローチを考えていました。
カミさんに話せば呆れて口も聞いて貰えず、子供たちからは哀れみの眼差し。
せめて、虎太郎ちゃんでもいてくれればと思うのですが。現実は意外と厳しいのです。
『捨て果てて 身儚きものと思いしも 雪の降る日は 寒くこそあれ』 西行