お目当ての温泉を、終日探したのですが見つかりません。
そうこうする内に、目の前に配湯の黒いビニール管・・・。
気持ちを切り替え、ソイツを追いかけてみました。
田の畦道にけもの道、気がつくとズボンの裾も靴も泥だらけ、
おまけに、檻の中に捕えられた猪に遭遇。なんか、ヤバイ雰囲気。
グビグフ猪ちゃん、こちらに気づいて威嚇して下さいました。
罠にグワシャンと足を挟まれでもしたら、お話になりませんもんね。
それから拾った枯れ枝で確認しながら、ビシバシ石橋タカアキ。
情けなくも恥ずかしい腰砕けの恰好で前進しました。
ようやく、それらしきコンクリ物体を発見。
近づくと川の中からも、ポコポコプクリンと湧き上がるお湯。
パイプの先からは、この辺りと同じぬるい温泉が
流れ出ていました。当たり前ですが、人の気配はありません。
この素敵な現場を前にして、ようやく冷静に現実を把握できました。
タオルも桶も、持ってきてネェじゃん！！
