お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

Vol.70 『追分物語・終章』



ご自宅に上げていただき、長々と話こんだあの部屋。
タンタンタンと、心地いいリズムを刻んで温泉を汲み上げていたモーター。
裏庭で淡い花を咲かせていた梅の木や、湯小屋に絡み付く蔦。
あの日からちょうど2ヶ月、そこにはもうなにもありません。



じいちゃん、お元気で暮らしていますか?
利用していた近所の人たち、今は何処に通っているのでしょうね。
残ったのは、記憶と2度と使えない月極め入浴券だけです・・・。

          『物思ふ 雲のかたちの いつか かはって』 山頭火