どうしようもなく、無性に会いたくなって実相寺サッカー競技場へ。
あのベンチに、友理が座っている気がして・・・。
ちょうど雲が切れて、陽射しを受けたピッチが眩しい。
市の職員が芝の手入れ中、『ご苦労様です』
友理、ここでたくさん試合をしたよね。
小学校の時は、ゴールされる度に泣いてた。
中学生になるとみんなの励まし役、声を出してよく走ったね。
ホントはね、プレゼントを伝えに来たんだ♪
毎年夏に行われる大分市高校サッカー大会、
山本監督のご尽力で今年から君の名前が冠の『友理カップ』だって。
お聞きした時、うれしくて涙が止まらなかった。
西高だけでなく、他高の監督もみんな君の事を忘れてなんかいなかった。
大会まで後一ヶ月、君のゲストシートを用意して待っているから戻っておいで。
きっと戻って来るんだよ。