1月9日
『 キャーッ!こっち向いてー 』 『 私にも、写真撮らせてー 』 フラッシュの嵐!!
えっ?な・なに? いつん間に、スター錦野様になっちまったんだい。
( 注① スターのご実家は錦温泉のすぐ傍でございます )
ひろこちゃんまで、見たことも無い大型のカメラを構えシャッターを切っておられます。
そういや前の病院でも、大勢の女の子に囲まれちゃってたなー・・・ニタニタ。
しばし高熱も頭痛も忘れ、アホづら下げているおいさんでした。
『 おパンツ、もっと下げてーぇ 』 『 えっ、ええー? その気になっちゃうよん♪ 』
『 いいの、いいの。そんなんじゃ、だぁーメ 』 『 これでどうじゃ! 大サービスだぜ 』
( 注② どうも体中の紅斑がお気になるご様子、これが今回の・・・? )
1月10日
コモ助の為に編成された皮膚科と眼科、それに消化器や腎臓内科の合同チーム。
その先頭に立つのは、笑顔がすてきな主治医の楽太郎君と幼なヨン様。
まるで、未開の地で捕らえてきた新種のサルでも見る目付き。
お二人とも、初めて遭遇したであろう稀有な患者を前に大興奮のご様子。
今日の1次診断によると、この総合病院でも年間の症例はほんの数件。
『 じゃあき、あげ、みんな物珍しがっちょんのやな 』
しかも男性1に対して、女性5以上の発症割合だとか。
『 ふーん、ワシは女な? 』 『 いいっちゃ、明日からオネエ言葉で喋るけん 』
・・・・・・・ちょいと、自嘲気味。
(風にあおられる高崎山、その向こうには別府温泉が)