塀に囲まれた工場の片隅に湯小屋、表通りからは分かりにくい。
もともとは、従業員の方や併設されたビルに住む人達の専用温泉。
今じゃ、ほとんど利用されていなかった。
利用頻度が少ない為か、浴室内部はなんとなく乱雑な雰囲気で乾いた匂いがする。
快く承諾をいただき、持ち主のお母さん自らお湯の栓を開けて下さった。
そんなに濃い成分ではないはずのエリア、しかし浴槽の内部は黒く変色。
そして、意外にも強い浴感。縁どるタイルも、いい具合に染められていた。
しっかり遊んで、帰りのご挨拶。 『 いー、お湯やった。ありがとう♪ 』
お願いする時に、もらい湯愛好会の趣旨を理解していただけたと思ってたのに・・・。
『 なんぼ考えてん、よう分からん。どげこげ言うてん、あんたら・・・やっぱ変で 』
うーん! こん先は、もっと難(むつ)かしゅうなるなー。
しらしんけん、啓蒙活動に精を出さにゃ (^^;