お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

『 哀悼 』

日本看護協会会長の有田幸子さんが、亡くなられた。
ちょうど一か月前、お見舞いへ出向くカミさんと赤十字病院へ。
改めて、息子の事をお願いに行ったのが最後。
娘の入院時にも、過分のお世話をいただいた。


現役を引退されても医療界から有田さんのお力を求める声は途切れず、
レベル4を超えた症状を抱えながら東西奔走。
講演や本の監修、国会での厚生委員会等々の活躍。
『 でもね。本当は、もう終わりにしたいの 』
『 設計図が出来たんよ、家をバリアフリーに改造するから来てね 』
看護する側から介護される立場で、カミさんと出会った。
よほど気に入られたのか何度も指名を受け、たくさん可愛がってもらったと言う。


宮内庁からの弔電、会場にあふれる弔問の方々とお花。
祭壇には、皇后陛下がお言葉を添えられ赤十字国際委員会から贈られた
看護婦として最高の名誉であるフローレンス・ナイチンゲール記章。
『 そんな事より、入院してからまだ一度も家に帰ってないの・・・帰りたい 』
『 お身内も高齢ですから、私がなんとかしましょうか? 』
カミさんは遺影に向かってそんな事を話してた、6年間の思い出と一緒に。


6月20日に86歳を迎えたばかり、旅起たれた26日はお母様の25回忌でした。
どうぞ、安らかにお眠り下さい。有田さん、ありがとうございました。