漫ろって、すてきな言葉です。浪漫ですね♪ 漂って今日も別府のまちにいます。
巷で横行している掛け流し論議などこのまちでは全く無縁、熱いお湯が勝手に土ん中から
涌いているという認識だけのご様子。ましてや溢れるお湯に加水・加温なんて
この町の人は恐らく考えたことなどないはずです。(一部スパ施設や宿泊系は除きますが)
豊かな湯脈の上で、このまちは過ぎゆく時間と記憶のせめぎ合いの微妙なバランスで生きています。
最近、ようやく大切な歴史とかけがえのない温泉という財産に気がついたようでうれしいです。
私は、どちらかと言えば浴舎の佇まいや風情を重視して漫ろ歩きをしています。
明日もきっとここにあるよね。いつまでここにもあるよね。
いくつ湯を見送ったことでしょうか。いつまでもこのままで、ステキなままで。
そんな想いが祈りに変わります。