『 アンタ、見かけん顔やなー 』 『 ココ無くなるち聞いたけん、入りに来たんで 』
『 団地が出来上がってから温泉を作るき、新しいのはそん後やな 』
どうやら来年の春から夏ごろ完成して、新施設にスライドする様子。
それなら、他を臨時に使うことも無いので利用者は安心ですね。
『 兄ちゃん、熱ぅねえかぇ』 『うんげ、ちょうどいい塩梅♪ 』
『 でん、あんしがなー・・・。 オッ!そん、衛藤さんが・・・来たで 』
その彼、ちゃちゃっと服を脱ぎ湯船のお湯を一触り。何も言わず湯栓を抜きました。
『 中村さんよー、ちょいと温りーけん入れたで 』 ( うぐっ、怖っ!! )
拷問に近い熱さにみなさんソソクサと早仕舞い、お陰でゆっくり出来ましたが・・・。
でも、外へ出てビックリ。衛藤さんを囲んで、仲良く湯上りの談笑中。
うーん、華麗なる湯族の人間関係は至極複雑。まだまだ、修行が足りませんね。