お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

Vol.8 『 麻生温泉 』

あたり一面は雪で真っ白、故里の見慣れた風景もこれでは・・・。
ちょうど車を進める方向に、おじいちゃんが1人で歩いています。
『 お父さ〜ん。道が分からなくなったんで、教えちくれんかなー 』
『 あん温泉に行くんな、ワシ方ん家はそんねき。
  案内しちゃるけん、そこまで乗せよ 』  『 ・・・?・・・ 』
新年会の帰りだとか、暖房を効かせた車内にお酒の匂いがムワッ。



『 いま他ん人が入っちょんけん、出ち来るまでお茶でん飲みながら待ちない 』
『 ちょうどピーナツ餅が焼けたで。漬モンもあるきつまみよ、遠慮しなんなえ 』
畳敷きの広い座敷、麻生老人憩いの家は地区の集会場も兼ねています。
壁に飾られた額には、昭和60年発行の温泉公共浴利用許可済票。
ようやく順番が来ました。浴室の扉を開けると、浴槽の重炭酸土類は赤土色。
『 体にいいけんな 』 と、湯あがりにいただいた冷鉱泉は 『 エグッ! 』


のっちさんのブログ ( http://spamegur.exblog.jp/ ) で、ここの廃業を知りました。
心まで温めてくれた温泉とじいちゃんやばあちゃん達、また会えるかな。

                     ( 最後の入湯は、'05.1月でした)