冷たい風に熱いお湯が恋しくて、久しぶりに☆殿とぷらぷら歩く。
瞬く間に陽が落ち家々に暮らしの灯り、なんだか切ないね。
高校生くらいの女の子、手に持つオレンジ色の洗面器が微笑ましい。
目の前を横切り、2つある湯小屋の片方へ消えて行った。
しばらくすると左側の電気が消え、お婆ちゃんがふうふう言いながら出てくる。
『 こんばんはー。 お風呂、空いたかな? 』 『 ああ、いいで 』
『 ゆっくり入りよー 』 『 は〜い♪ 』 入れ替わりの挨拶を交わす。
おしゃれなタイル張り、清潔な湯船の隅には観葉植物。
ふわりと鉱物系の薬っぽい香り、口に含めば弱い塩味。
少し熱めで無色透明、意外と強い浴感に驚く。
この町の個性豊かな源泉は2800超、また一つすてきなお湯に会えた ^o^v