お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告 Vol.663 『 御前湯 』

本棚を片付けていたら、
『 温泉博士 』 3年分のBOXが出てきた。
男子バレーボールのオーストラリア戦も
『 開運 ! なんでも鑑定団 』 もうっちゃって
・・・ 座り込んだ。





( 以下、'03の記事を加筆修正しました )
芹川沿いに建てられた素朴な共同温泉 『 御前湯 』 、
初めて家族みんなで行ったのは25年ほど前。
長湯温泉はカミさんの実家近く、普段使いで通っていた。
道路から2m程階段を降りたところに浴舎があり、
入口は長湯温泉でお馴染みの回転式扉が。
入浴料の40円を投入して押せば、大人ひとりが通れる仕組みだった。
子供が小さかったので、息子を抱き娘は隙間から向こうに送り込んだ。
入口の100円両替機は壊れていて両替が出来ず、小銭が足りなくなったので
ミニモニのカミさんとお義母さんは一人分の料金を入れ、
キャーキャー言いながら楽しそうに入った。


床すれすれまでにとられた窓をあけると、足元に芹川が涼しげに流れている。
崖の下を見れば温泉成分で黄土色をした堆積物が盛り上がり、
余ったお湯がジャバジャバと流れ落ち大きな鯉が何匹もゆうゆうと泳いでいた。

浴室の中も、赤茶や緑・薄黄色など複雑な色合いの千枚田状態。
お湯は少し熱めで、ゴツゴツした床に座るとチクチクして痛い。
お義母さんから体に良いと何度か口にしてみたが、
これだけは ・・・ なかなか馴染む事はなかった。