お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

3 番

『 なんてたってアイドール。 なんてたって3ばーん ♪ 』
『 3階 301号 』 に住んでいる。家の電話番号は 『 33 − ○○ 』
こだわったぜ。今の車はナンバー 『 3 』 がついてなきゃ、
いらねぇーぞ買わねぇーぞとゴリ押で、無理やり 『 3 』 を並べてもらった。
前の車もあたりきしゃりきのコンコンチキ 『 88−33 』
ざまぁーみろってんだ! 悪友に言わせたら “ パパさんざん ” だとか。
うんな事は、ぜんぜん気にしていないもーん。お昼寝マンボウはこれで大満足、デヘッ。

世の中から 『 3番 』 がなくなっちゃったらと思うと、生きていけないっ!
醤油なしの食卓、芋なしの晩酌? よりも大問題なのである。
ハードボイルド風に、きっと節目がちにつぶやく 『 3がなきゃ、俺の人生 ・・・ 終わりだ 』
どうでもいいから、何でもいいからどっかにいっこ 『 3 』 をくっつけて下され。
神様、仏様、お願げーだ。パパパヤ―。お賽銭弾むからねっ。
『 3番 サード、ナガシ目 』
バットをぶんぶん振り回していた現役の彼が本物、ここがポイントだぜ。
ゲートボールのスティックに持ち替えてしまったみたいに、
ヘラヘラしている今のじじいナガシ目、ありゃぁニセ物だー。
現役最後の試合も、徹夜で並んで会いに行った。
ダブルヘッダーの2試合目、最終試合で彼が放った最後のホームラン444号。
すぐ横に飛んできたのは、彼からワシへのプレゼントだったのさ。フン!


子供の頃は、夕方まで近所のはなたれと一緒に三角ベースの野球。
夜は夜で親父と巨人VS阪神戦で、火花ビシバシの親子対決。
親父はタイガースの牛若丸吉田、おいらはジャイアンツのサードナガシ目がごひいきだった。
阪神が勝った翌日が日曜日なんかだったりすると、『 おーい、ドライブにいくぞー 』
愛車コニ―360は、スーパージェッターが乗っていた流星号に変身した。
日頃無口な親父が、運転しながらニコニコ顔でいろいろな事を教えてくれた。
ケペル先生もすごいけど、親父もすっげぇー物知りだなぁって ・・・ 思っていた。
今の旅好きや地図好きは、親父DNAを知らず知らずのうちに貰ったんだろうな。


DNA3号も、脈々と息づいている。
共同温泉や銭湯に行っても、狙うは下駄箱の 『 3番 』。
込み合うところは争奪戦、隠れ3号もいるらしいから油断はならない。
フッ。空くまでまってもいいし、30番も33番も捨てがたいものがある ・・・。
あの下足番の木札に黒く輝く数字の 『 3 』 、 脱衣箱のアルミの鍵も見逃せない。
セットでGETした日なんぞはウフフ。 湯の中で1曲披露しようかしらん。
『 なんてたってアイドール。 なんてたって3ばーん ♪ 』