別府の町は、毎日のように小雪がちらついています。
雪を冠った鶴見山を見ると、余計に寒さが身にしみます。
さてさて、一っ風呂いただきましょうか。
『今日はなぁ、展望にしない。露天は、入らん方がいいでぇ』
『なしかえ』と覗いた露天、鶴見下ろしで湯面がざわついていました。
『な〜るへそ』ではでは、階段を登りませうか。
屋上にポツネンと独立湯小屋、湯船は1つなのに
入り口も浴室へ続くドアもなぜか2つ、なーんか変な作りです。
湯口のおタヌキさんから激熱のお湯が注がれ、
最初はアチチと感じたけれど肌に馴染んでくればいい気持ちです。
青い別府湾の向こうに見える四国の島影、景色は申し分ありません。
時折強く吹く風に湯煙が舞い、一瞬目の前が白い世界に包まれました。