『 こんばんわー、お久しぶりですぅ 』 『 誰かと思うたら、あんたかえ 』
『 近頃、全然顔を見せんけん、忘れるとこやったでぇー 』 『 すいませーん (^^;) 』
タイミングよく貸切、暮れる窓の外を眺めながらお湯をいただいていると、
あれれ・・・ご近所にあるお寺のお坊さんたちが湯浴みにやってきました。
急ににぎやかになった浴室、夕飯前の一風呂でしょうか?、
後ろから眺めれば、枯葉色のお湯に青白いクリクリ頭が5〜6コゆらゆら。
うーん、なんとも微笑ましいショットです。
それでもいまどきの若いお坊さん達、交わす会話に思わずニヤリ。
『 兄さん。いい匂いがすんなー、なんかいい事あったん? 』
『 ・・・・・ 』 『 それっち、柑橘系? 』
彼らがあがると、再び静寂の時間が戻ってきました。
気がつけば、錦温泉のお嬢さん手書きの湯桶がきちんと片づけられています。
今日は、いつもより強く檜の香りを感じた幸せなお湯でした。