2008-07-15 Vol.109 『 熱の湯 』 一日一湯 別府では、もっとも温泉場らしい鉄輪。湯煙は、何時間歩いても飽きる事がない。 狭く迷路のような路地、その両脇には小さな貸し間や雑貨屋が並ぶ。 建物が馬蹄形をしていた旧渋の湯、元湯もむし湯も今はない。 整備されたいでゆ坂の石畳、新しくなったむし湯。 それはそれでいいのだが、なにかしら物足りなさを感じる。 あちこちで出会う猫の多さと、熱い湯は変わらない。 いつもはにぎやかなのに音がない、この静けさを邪魔したくなくて・・・ひっそり浴びた。