ちょうど１ヶ月前、別府の小さな共同温泉が終焉を迎えた。
泥湯が存在した頃 ・・・ うれし恥ずかしの混浴が懐かしい。
しかし、いかんせ管理されている方も建物も歳を取りすぎた。
建屋は寂れる一方だし、浴場の掃除はちゃんと出来ているんだろうかといらん世話。
よく、ご常連さんが付いて来てくれたものだと感心する。
のっぽ殿に 『 最後だから 』 と促され、小倉に向かう。
相変わらずの極上のヌルトロ、おもわず扱けそうになった。
これまで、この町だけでも、いくつ湯別れをしてきたんだろう。
『 温水 』 『 秋葉 』 『 瀧見 』 『 堀田東 』 『 楠 』 『 追分 』 『 元湯 』 『 ふじ湯 』
『 鶴峰 』 『 望潮 』 『 栗山 』 『 田原 』 『 地蔵泉 』 『 中間 』 などなど ・・・ 寒気がする数になる。
『 ちょっとあんた、待ちない。 コレあげるけん、持って帰りよ 』
珍しく、ご機嫌麗しい番台兼駄菓子屋店主のオバあちゃま。
愛想笑いといっしょに差しだされたハンドタオル 『 くもら〜ず 』
別府の共同温泉、未来の姿も、こうあればいいのにね ・・・ 。。
神丘温泉、いままで 『 ありがとう♪ 』
