『 すまんが、日赤に行く道を教えちくれんかのぉ 』
求職活動の帰り道、お爺ちゃんに声をかけられました。
『 こっからだと、だいぶあるけん、一人で・・・大丈夫かぇ? 』
どうお見受けしても、たどり着くのには大変そう。
一仕事終わった後なので時間もあるから『 病院まで、案内するわ 』
たどたどしい、お爺ちゃんの歩みに合わせてゆっくりと。
途中・・・お父さんがしゃがみ込んで作業中。『 それは、何ですか? 』
『これかえ、メダカじゃ』
商売ではなく、あくまでも趣味として楽しまれているとか。
ステキなものを見せていただき、ありがとうございました m(__)m
『 どっから来たんな 』『 こん傍までバスできたんやけど、病院が分からんごとなった 』
『 歳は、なんぼになったん 』『 なんちえ? ちょっと、耳が遠なったけんすまんのぉ 』
91歳とお聞きしたお爺ちゃん・・・いつまでもお元気で、お大事に。
見送って、明け方まで降った雨や強い風に煽られる桜を眺めながら住吉川沿いを歩く。
親父が生きていたらお爺ちゃんと歳は同じくらい、他人事と思えません。
ワシもいつか、あげなるんは間違いない。それまで、はまってデベソせなな (^^ゞ
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