惹湯報告Vol.378 『 板前さんちの湯 』

湯小屋に、淡いあかりが灯った。
あたりに広がる湯の匂い、口開けは常連さん達。
表で順番待ちしてたらいつの間にか駆け足の夕暮れ、
目の前の部屋から相撲中継や夕飯の支度が聞こえる。

　　　　『 お風呂済んだでー、待たせたごたんなー 』
　　　　『 えっ！ でも、こっちは女湯やろ 』
　　　　『 気にせんでいいけん、ゆっくり入りよ 』
バルブをひねれば、あっという間に熱めのお湯がこぼれる出る。
お決まりの 『 オーバー風呂ごっこ 』　　三却が揺れた (^^;)