共同温泉探知機のスイッチをON、スタンバイOK!
かすかな情報を頼りに、流星号・いざ出発です。
共同温泉を探しても、後から後から湧き出す温泉のように見つかります。
そのすべてが、地域に根付いて生活の中で当たり前のように使われていました。
ただ、お湯があればいいのです。旅館などのこぎれいな施設とは、ぜんぜん違います。
建物がボロかろうがゲロかろうが、ビニールシートの天井だろうが
そんなことは地元の方には知ったこっちゃないのです。いらんお世話なのです。
見上げればトタン屋根、川音を聞きながらお湯をいただけば、顔がゆるりとほころびました。
『 ほうけた かをのわたしが 湯にひとり 』 山湯華