『北朝鮮とのサッカーも見てぇけど、そん前に一風呂浴びんとな〜』
驚いたことに宿泊客は誰もいなくて、入浴されているのはご近所の常連さんばかりです。
サウナから出た爺ちゃん、頭ごと体ごと水風呂へダイブ!
『あんた、そりゃあやりすぎで』 『な〜ん、言うんかぇ。まだまだ』
『香典袋用意せなならんきな、いい加減にしときよえ』 『ガハハハ!』
厚さ1cm以上の温泉成分が壁に張り付き、白く化粧した湯口は格好の被写体ですが、
あまりの人の多さとモアモア湯気で写真が撮れません。
口に含めば塩味・石膏味、そして薄く酸味も感じる複雑さ。
ドロ水のようなお湯は、石鹸の泡がたたずシャンプーすれば髪の毛はキシキシ。
5分も浸かれば、汗がタラ〜リなのです。自宅から一番近い温泉ですが、
おしゃれな名前とはあまりにもギャップがありすぎるゲロゲロ濃厚な温泉。
長湯すると体に堪えるので、残念ながらたまにしか利用していません。