お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

別府まち歩きVol.4『松原公園』

松原界隈は昔、西の浅草と呼ばれていたそうです。華やかな町だったのでしょうね。
今は穏やかな日差しに包まれ、爺ちゃん・婆ちゃん達が静かに日向ぼっこをしてます。
そういえば、確かここにアイススケート場があったよなあー。
深めに毛糸の帽子を被り寒さで鼻水グシュグシュ、鈍くさく前にも後ろにも
進めずオロオロしていると、『お姉ちゃん、一緒に滑ろうか』 うんぐ〜っ!
追い討ちの踏んづけ屈辱。そんな思い出が鮮やかに蘇りました。


その対面、公園の海側に当時の名残、花月映劇の器だけがまだ残っています。
御幸通り・中浜筋通り・旭通りに永石通りなどが走り、松原町を基点に浜脇に向かって
魚町・向浜・泉町など、今では呼ばれることもなくなった町名がありました。
松原温泉先には寿々香荘でしょうか、お城のような姿で昔を偲ばせています。
松原市場が火事で焼けてなぁ〜、寂しくなったんで。』と、お婆ちゃん。
市場前のパチンコ屋、人生劇場とは意味深な店名です。それらも今は何もありません。
時は刹那に刻みすぐさま過去へと追いやり、気付かぬ間に夕暮れが近付いてきました。