お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告Vol.227 『百花繚乱温泉』

『こんばんはー。これ・・・♪で入るけん、いいかなー。』
『兄ちゃん、臨時じゃねぇで毎日来よ。若けーシが来るとうれしいんで』
『なんな、ここ使こうちょんシはそげ少ねぇんかぇ』
『組合員の札があるやろ。多いごと見ゆるけど、亡くなったシもそんままにしちょんきな』
『入り口の柱に車がぶつかっち傾きかけたし、おまけに雨降ったら雨漏りがひでぇし・・・』
『こん前、管理組合に傘差して入るんかえち、やかまし文句言うたらすぐ工事になったんで』
『だんだん古うなっちなぁ、入るシも減っち・・・、なんか淋しいんじゃ』


いつ建てられたのかさえ不明の浴舎は、市内に現存する中でもトップクラスの風情。
近くの○△□温泉は小奇麗になったけど、同じ管理会社が運営するこの施設は昔のまま。
温くなったんで、湯栓を抜くと今井源泉の激熱のお湯がドッと流れ込んできた。
一人になって目を閉じ、深い浴槽に身を沈めていると
『いらん世話!何時まででん、ここはここ。』ち、聞こえた気がした。