お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告Vol.237 『菅原の湯』

道すがら、鳥居の前に立てかけられた見慣れない看板に誘われました。
『よー来たなー、こん雪ん中』 『いえいえ、お風呂いいですか?』
『家族湯に入りよ』 『家族湯は高けぇーから、やめとくわ』
『よかよか、普通の値段でよか。実はお湯が溜まってないんで・・・』
切石を組み上げた浴室、開き戸を開けると小さな露天もあります。
熱めのお湯が細く絞って注がれ、冷えた体を沈めると『あーン、気持ちヨカ〜♪』



『ところでココ、いつオープンしたんな?』
たしか2年前に見た時も工事中だったはず・・・これで完成ですか?
『ホントは7年前から準備してきたけど、もっと夢があるからまだ進行形』
『今までは泊りのお客だけ、日帰り入浴は昨日の7日から始めたんで』
『それより、シシ鍋食べんかえ』 『えっ、うれしー!』
『黒川の新明館の社長からもいろいろ教えてもろぉてな、有り難いわー』
ストーブで焼いたニンニクをつまみに、焼酎を呑みながら鳥栖弁で話が弾みます。
『ご馳走さま、おいしかった♪ 雪が激しくなる前に帰ります』
『そうか、また来てくれるかな』 『はい!この次は、カミさんと一緒に来ます』
爺ちゃんこそ、すてきな連れ合いをちゃんと見つけて、必ず夢を叶えて下さいね。
心も体も、温かく癒してくれた今日の1湯でした。