お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告Vol.197 『Kさんちの湯』

庭でタムロッちのお婆ちゃま2人、世間話の真っ最中です。
『こんにちは。あれれ、お母さんたち、風呂上り?』
『ああ、家んすぐそばが温泉じゃろ、何時でん好きな時に入れるきな』
『ここ、どげかな?ワシもいい?』 『ああ、いいで。入りよ』
行く先々で断られっぱなしだったけど、最後に逆転拍子抜けのお気軽OK。
『Kさんとこの郵便受けに、お金を払いよ』 『は〜い』
その玄関、突然ドアが開いて持ち主の奥様とご対面。
『あー、たまがった』『今100円払ろうたけん、お風呂入らせちもらうな』
『お金はどげでんいいんに、洗面器持っちょん?なかったらウチのん使いよ』


ガムテープを貼り付けた男湯の入り口、『うーん』いいアプローチです。
先客に挨拶をして、まずはかかり湯。おおっと、熱ぢぃー!
お父さん、笑いながら『すきなように調節していいんで、ゆっくりしよ』
『源泉は小学校ん上、200mぐれぇ引っ張ってきちょんので』
湯溜めは透明ですが、湯船は薄っすら白く濁っています。
Tゾーンで、硫黄泉にビックリ。いい匂いに包まれて、しっかりと長湯しました。
『お風呂は、どげかえ?』 『いいお湯やったでー、お母さんありがとう』
『これでん飲んで帰りよ』差し出されたのは栄養ドリンク。
『これ風呂代よりも高けぇで』 『いいっちゃ、いいっちゃ。気にせんでいいけん』
名前はなく、地図にも載っていない外来可能な共同温泉発見。
まだまだあるんですねー、別府の町には・・・。