『 友 遠方より来たりて もらい湯 ああ ありがたや 』
お泊りしなければ、入浴不可の施設たち。
こちらへ来られたおり、お声をかけてもらうのがうれしくて
ひろひろ・のこのこ・・・出かける。
壱 ) すでに、玄関先から漂う高貴な匂い。
敷居の高さに一瞬ひるむ某高級旅館、おずおずフロントへ。
『 泣ちゃんいる? 会いに来たんやけど 』
お目当ては、この辺りお決まりの昔土類泉。
洗い場に積もる析出物がお尻にチクチク・・・う〜ん、たまらん♪
弐 ) 『 いや〜、お待たせ 』
霧の中の少女ならぬ、湯煙かき分け走って来た汗だくおいさん ( 泣 )
宴席を中座され、ご案内くださるとか。まことに・・・相すみませぬ。
ガラガラと、引き戸を開ければ 『 おー、あこがれの君! 』
外観とは裏腹、清潔な浴室に透きとおったお湯が溢れている。
ただ、ひたすら感謝。まさしく地獄で仏、ああ極楽♪