大手町、ここを車で通ると思い出す『 喫茶 ぽえむ 』
1階は " ラーメン清陽軒本店 " 、隣の " 洋菓子 ブルネン " 今はない。
2階へ続く階段に座って開店を待ったり、閉店後マスターを自宅まで送ったり。
不思議な居心地よさ、店が無くなるまで通った。
詩人でジャズ狂いのマスター、店内に流れる訳わからん音楽。
そん頃、歌謡曲とフォークしか興味なかった・・・ (^^;
ヒデさんにナベさん、のちにペンション経営を始めたK君。
ワシに麻疹をうつしたW夫妻、ドボルザークのLPくれたけん許しちゃる V
某病院に入院したら同じ病室でバッタリI君、社長業ガンバってるかな?
他にもたくさんの人と出会い、交わしたご縁は人生の栄養剤。
今年の仕事が終わり帰宅、お母ちゃんつけっぱなしのテレビ。
見るとはなしにチラチラ、 " ドキュメント72時間 "
日本で唯一の、屋台カフェ " アラジン "
メニューは、ネルドリップで淹れるコーヒーだけ。
1971年創業、兄弟が父から引き継ぎ来年で50年。
吹きさらしの道路わきにポツン、それでん多くの常連。
なんか惹かれるもんが、ココにもあるんやろな ♪
" ぽえむ " のマスター、自費出版の処女作は『 たとえば箱を開ける 』
みんな若く金もない時代、でん清く貧しく美しかった。
店の扉を開ければ、心がユルユル溶けちいく。
集っていた彼ら、いつしか巣立ち。
こん歳になったワシ・・・新しい箱を開けられたんやろか?