何も確認もせずに訪ねた『あしはら温泉』
無人の番台に200円も払ちゃったのに、泣く泣くロストです。
時間が早すぎたんだよね。ここは午後からの営業でした・・・。
気を取り直して、『元湯旅館』へ向かいます。
国道からわき道へ入ると、旅館までほんの短い距離ですが
正面には鄙びた建屋に小さな屋号の看板、アプローチからいい雰囲気。
よくぞこの時代までこのお姿で・・・辿り着けば、まるで文化遺産です。
積み重ねてきた歴史に、孤高の気高さを感じました。
女将から浴室まで案内してもらい、しっかり丁寧に入浴の作法までも。
『あなたが今朝一番、表面に温泉の成分が固まってるからね♪』
とか何とか言いながら、温度調節を兼ねて湯揉み板で混ぜ混ぜ。
『そ・それって、よけいなお世話なんですけど〜ぉ』 グゥゥ・・・。
でもね、浸かればいい気分の赤茶色のお湯は金気たっぷりのほろ苦さ。
大切に守られ活きつづけている元湯に、最敬礼です。