とあるアパートの一室、心をこめてノックします。・・・コンコン。
『こんにちはー!』・・・しばらくしてドアが開きました。
『あっアンタかえ、待っちょたんで。好きなだけ、入っていいけんなー』
でもちょうど何方かが入浴中、しばし埋設型の貯湯タンクの上に腰掛けて待機です。
20分ほど待っていると、外国人のお母さんとかわいい男の子が出てきました。
あなたのお国には温泉がありますか?今日のお湯は、いかがでしたか?
挨拶替わりに可愛いボクへ手を振って、いよいよコモの順番です。
浴槽1泓の混浴、これもこのアパ泉ならではのルールかな。
何処から見てたんか知らんけど、すかさず愛姉さん登場。
手にはナンやら青いビニール袋、覗けば大量の歯ブラシや髭剃り。
『なんな。これ!』『あんたにあげるけん、遠慮せんで使かいよー』
突き直した激熱のお湯も、さきほどの親子の後ではゆっくり浸かる事が出来ました。
なんの変哲もない生活温泉、でもここへ入るのに随分時間がかかりましたね。
これまでの事をいろいろ考えながらいただくと、なんだかジーン・・・。
今日も別府のお湯は待っていました。すてきな町と愛姉さんに感謝です、ありがとう♪